第十五代應神天皇惠我藻伏崗陵

	おうじんてんのうえがのもふしのおかのみささぎ
第十五代	應神天皇惠我藻伏崗陵

応神天皇陵

御陵所在地　　　大阪府羽曳野市誉田六丁目　地図
御陵形式　　　　前方後円
例祭日　　　　　四月一日
御陵印拝受場所　宮内庁書陵部古市陵墓監区事務所　大阪府羽曳野市誉田六丁目11-3
『参陵備忘録』該当ページ
 宮内庁ウェブサイト該当ページ
第十五代　應神天皇（おうじんてんのう）
国風諡号
譽田別尊（ほむだわけのみこと）
御異名
大鞆和気（おほともわけ）
御異称
譽田天皇、胎中天皇
皇居
軽島豊明宮（かるしまのとよあかるのみや）奈良県橿原市大軽町
難波大隈宮（なにわのおおすみのみや）大阪府大阪市中央区
御生誕
仲哀天皇九年（200）十二月十四日
即位
應神天皇元年（270）一月一日
崩御
應神天皇四十一年（310）二月十五日

交通機関
（情報は全て平成十七年五月現在）
近鉄南大阪線「道明寺」西徒歩約15分

近鉄南大阪線「あべの橋」～「道明寺」：運賃340円
近鉄京都線「京都」～「大和西大寺」経由～橿原線「橿原神宮前」乗換～南大阪線「道明寺」：運賃1170円
JR東海道本線「京都」～「新大阪」（運賃540円）乗換・・大阪市営地下鉄御堂筋線「新大阪」～「天王寺」（運賃270円）乗換・・近鉄南大阪線「あべの橋」～「道明寺」（運賃340円）：運賃合計1150円
京阪本線「出町柳」～「京橋」（運賃460円）乗換・・JR大阪環状線（外回り）「京橋」～「天王寺」（運賃170円）乗換・・近鉄南大阪線「あべの橋」～「道明寺」（運賃340円）：運賃合計970円

京都方面から来る場合、乗換回数が少ないのは「橿原神宮前」回りの経路、所要時間が短いのは「新大阪」や「京橋」回りの経路。
道順
近鉄南大阪線「道明寺」から

近鉄「道明寺」駅西側。

駅を出た目の前にこの路地があるので直進。

しばらく歩くと、道明寺天満宮が右手に見える。このあたりは、埴輪つくりなどを生業とした土師氏の拠点であった。御祭神の菅原道真は土師氏の後裔である。
本殿背後の梅園が有名。

すぐ先には蓮土山道明寺。本尊で国宝の十一面観音立像は、菅原道真の作と伝承されている。

その道明寺の手前の四ツ辻で左折する。道明寺は右折したところにある。

途中、「弘法大師御休石」なるものを祀る祠がある。

「弘法大師御休石」の先、この十字路まで来たら右折する。
この道は、右折せずにずっと南へ辿って行けば、途中国道によって寸断されてはいるが、誉田八幡宮や安閑天皇陵にまで至る旧道である。

右折してほどなく、国道170号線と交差するので、渡ってさらに西進する。

国道を渡ってから最初の辻に、應神天皇の皇后、仲姫命の御陵の参道を示す道標がある。ここで右折すれば数分で仲姫命仲津山陵の拝所に至る。

西名阪自動車道の高架下をくぐって、さらに直進する。

西名阪の高架下をくぐると、閑静な住宅地に入る。すでに前方に應神御陵兆域の森が見えている。

左手側に應神御陵の参道入口が見えてくる。

應神御陵と同一敷地内にある、宮内庁書陵部古市陵墓監区事務所。

御陵の西側へまわると、長大な濠の外提を一目で見渡すことができる。東側では住宅が外提部に密着しているので、このように見通すことはできない。

拝所や陵墓監区事務所とは反対、後円部側にある誉田八幡宮。
かつての神宮寺、「長野山護国寺」の名残の神仏習合色は今も感じられる。ただ「本来は“長野山護国寺”という寺であったものが、明治の廃仏毀釈で神社に創り変えられた、捏造された神社」といった極論を見かけることがあるが、それは正しくない。天明二年に建てられた燈籠の正面に「譽田八幡宮」とあるし、江戸期の絵図にも大きな鳥居が書き込まれている。

境内最奥部にある、鎌倉期建造の「放生橋」。橋の向こうは應神天皇陵の兆域。往古は祭礼に際して、後円部の頂上にあったお堂まで神輿が渡御していた。現在も九月十五日の秋祭りの夜、神輿はこの橋を渡り、兆域の奥深く内濠のほとりまで渡御することが特別に許されている。

使用カメラ DiMAGE Z5

参考文献宮内庁書陵部陵墓地形図集成

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	近鉄「道明寺」駅西側。
駅を出た目の前にこの路地があるので直進。
	しばらく歩くと、道明寺天満宮が右手に見える。このあたりは、埴輪つくりなどを生業とした土師氏の拠点であった。御祭神の菅原道真は土師氏の後裔である。本殿背後の梅園が有名。
すぐ先には蓮土山道明寺。本尊で国宝の十一面観音立像は、菅原道真の作と伝承されている。
	その道明寺の手前の四ツ辻で左折する。道明寺は右折したところにある。
途中、「弘法大師御休石」なるものを祀る祠がある。
	「弘法大師御休石」の先、この十字路まで来たら右折する。この道は、右折せずにずっと南へ辿って行けば、途中国道によって寸断されてはいるが、誉田八幡宮や安閑天皇陵にまで至る旧道である。
右折してほどなく、国道170号線と交差するので、渡ってさらに西進する。
	国道を渡ってから最初の辻に、應神天皇の皇后、仲姫命の御陵の参道を示す道標がある。ここで右折すれば数分で仲姫命仲津山陵の拝所に至る。
西名阪自動車道の高架下をくぐって、さらに直進する。
	西名阪の高架下をくぐると、閑静な住宅地に入る。すでに前方に應神御陵兆域の森が見えている。
左手側に應神御陵の参道入口が見えてくる。
	應神御陵と同一敷地内にある、宮内庁書陵部古市陵墓監区事務所。
御陵の西側へまわると、長大な濠の外提を一目で見渡すことができる。東側では住宅が外提部に密着しているので、このように見通すことはできない。
	拝所や陵墓監区事務所とは反対、後円部側にある誉田八幡宮。かつての神宮寺、「長野山護国寺」の名残の神仏習合色は今も感じられる。ただ「本来は“長野山護国寺”という寺であったものが、明治の廃仏毀釈で神社に創り変えられた、捏造された神社」といった極論を見かけることがあるが、それは正しくない。天明二年に建てられた燈籠の正面に「譽田八幡宮」とあるし、江戸期の絵図にも大きな鳥居が書き込まれている。
境内最奥部にある、鎌倉期建造の「放生橋」。橋の向こうは應神天皇陵の兆域。往古は祭礼に際して、後円部の頂上にあったお堂まで神輿が渡御していた。現在も九月十五日の秋祭りの夜、神輿はこの橋を渡り、兆域の奥深く内濠のほとりまで渡御することが特別に許されている。